インベスターSV

シリコンバレー留学中にアメリカ株投資をしながら調べたことをアウトプットするブログです。

"株式会社DeNAベイスターズ"の次の一手は何か メジャーリーグの動向から見る日本プロ野球球団の投資先

 DeNAのCSファイナル進出をTwitterを通して知り、遠く離れたサンノゼで泣きそうになりました。中畑DeNA1年目から応援していて、やっと念願の日本シリーズ進出が見えてきました。

f:id:yusaku-taki64:20161012080350j:plain

 

DeNAを応援していた理由はたくさんあるんですが、中でも池田さんの経営が本当に好きで池田さんのファンになったからです。(この前DeNAで好きな人はと聞かれて、池田さんと答えたら2軍選手?と聞かれた笑)

 

好きな改革は以下の改革

  • トイレの改装→女性客の取り込み・野球イメージの向上
  • チケットのアプリ化→紙のチケットを使わない・オンライン上で購入
  • 球場の買収→球場のビールなどの収益がDeNA
  • オリジナルビールの開発→クロスセル増やしまくる
  • ベンチ裏の一コマ動画(SNSの活用)去年からなくなって悲しい。。www.youtube.com
  • 360℃ビデオの導入(康晃ジャンプを体感できる)→ファンつかむとか
www.youtube.com

とまあ死ぬほどあります。

  

 さて、今回はメジャーリーグの球団がstartupアクセレータープログラムを有している事実に着目します。

球団は前田健太の所属する"Los Angele Dodgers"。

ドジャースは3ヶ月間のアクセレータープログラムを組み、ワーキングスペースとメンターを用意し、5-7社のスタートアップ企業をセレクトします。

どんな会社がそのプログラムに選ばれているのかを調べることで、DeNAを始め、日本のプロ野球球団が今後どんなことをしていくのか、どんな意図をもってビジネスを行おうとしていくのかを考察しようと思います。

2回目のプログラムでは5社がセレクトされています。

 

1.Greenfly 

https://www.greenfly.com/#howItWorks

f:id:yusaku-taki64:20161011110838p:plain

Greenflyは動画コンテンツを作成するチームをインターネット上で再現するプラットフォームです。チームのメンバーは、Greenfly上でコンテンツ作成などの相談を行い、Greenflyの提供するツールで動画の改善や修正をして、生放送からSNSまで様々な手段でコンテンツを発信することが出来ます。

2.Keemotion 

https://www.keemotion.com/

f:id:yusaku-taki64:20161011111002p:plain

keemotionはスポーツの試合映像を自動的に、そして素早く編集するサービスです。フル動画や、その試合のハイライト、はたまたライブストリーミングまで行うことが出来ます。このサービスは、今までテレビ局等が多額のコストをかけて行っていた動画編集のコストを下げるだけでなく、誰もが簡単に試合の動画をシェアすることが可能になります。

 

3.Rebegade

http://renegadebrands.com/

f:id:yusaku-taki64:20161011111042p:plain

Renegadeは、高い安全性を誇る洗濯用洗剤や、主に車の汚れ・匂いを取る化学製品の開発をしている会社です。フットボールのギアや、野球のユニフォームを始めとして、各スポーツの汚れ・匂いを取り除くものです。ソフトウェア系の会社ばかり目にしていたので珍しいという感想。

 

4.ShotTracker

http://shottracker.com/

f:id:yusaku-taki64:20161011112416p:plain

ShotTrackerは、主にバスケットボールにおいて活用されていますが、ウェアラブル端末を、シューズやバスケボール、ゴールリングに取り付け、フィールドの四隅にセンサーを置くことで、試合中の選手の動きをトラッキングしたり、練習における成功率の計算などを行います。

5.WSC

http://wscouting.com/

f:id:yusaku-taki64:20161011111615p:plain

 

 WSCは スポーツコンテンツをもつクライアント(野球チームなど)に対して、そのコンテンツの価値を高める手伝いをするサービスです。ライブ映像をリアルタイムで自動的に分析し、カスタマイズされたハイライトをいくつも作り出します。このハイライトは全てのユーザー、(選手・コーチ・観客)それぞれにパーソナライズすることでマーケティングから観客の体験向上まで様々な用途に使用されます。

 

Xperiel

https://www.xperiel.com/#about-us

f:id:yusaku-taki64:20161012043012p:plain

XperielはMLBドジャーズから、総額$7millionの投資を先月に受けています。

f:id:yusaku-taki64:20161012044204p:plain

ドジャースの本拠地であるドジャースタジアムにおいて、このサービスはファンの球場内の体験を高める為に使用されています。

球場内の至る所にセンサーを設置しておき、スマホのアプリと連動させます。センサーの近くを通ったスマートフォン内でイベントを発生させたり(まさにPokemonGO)、スクリーンの近くを通ったスマホを感知して、そのユーザーをスクリーンに映し出すような使用法がすでにテストされています。

 

今回のプログラムと最近の投資先の分野

・ライブ映像分析
・ライブ映像自動編集
・プレイ中のデータトラッキング
・安全性の高い化学製品(洗剤系)
・固定機器とスマホを連動させるソフトウェア

 

以上が直近のドジャーズアクセラレータプログラム参加企業の分野と投資先になります。

 

4.ShotTrackerは非常に面白く、全てのスポーツの練習を科学的に解析できるサービスです。どんどんこういうスタートアップが増えることで、デバイスやサービスの価格が下がり練習効率だったりスポーツのクオリティーが上がると面白いです。

vimeo.com

球団が自球団のプロ選手のプレイデータをトラックすることで、スポーツメーカーとの連携(合併など含む)もどんどん進んできそうだなと。実際に各スポーツメーカのウェアラブルスタートアップ買収も盛んだそう。ShotTrackerはSPALDINGと組んでいます。

DeNAだったら自社ブランド作りそうですね、そろそろ。(ミズノ・アンダーアーマーDeNA〜みたいな笑)

 

また、各球場内のスポーツの楽しみ方もどんどん変わってきます。野球だと、まずはイニング間の時間の過ごし方が変わってきそうです。

今まではただのトイレ休憩の時間でしたが、これからは球場のどこかに行ったらスペシャルグッツがもらえたり、自分のアプリ上で作った応援歌を球場内で流してコンテストしたりなど、色々考えられますね。

 

既にShowroomやニコ生で色々新しい仕掛けがされています。来年帰国して、横浜スタジアムに行くのが楽しみです。

今後他の球団や、MLB自体の投資案件だったり買収案件を深掘りしようと思います。

【海外のアプリ事情】シリコンバレーにいる海外学生のスマホ画面を覗いてみた!

シリコンバレー

町にはGoogle自動運転車が走っており、至るところでスタートアップが新サービスをリリースし、そこに住む住民はAmazon echoのAlexaを使いこなして最先端な生活を送っているーーー(<インターネットの次に来るもの>に出てきそうなフレーズ笑)

 

シリコンバレーってそんなことを思わせるくらい町としてのブランディングできちゃってますね。確かに公道で自動運転車も見ましたし、当たり前のようにみんなUberを使っています

一方でスマホ電波がつながりにくかったり、スーパーが近くになかったり、物価・家賃が異常に高かったりと日本にない不便さもめちゃくちゃあります。(その不便さが、イノベーションを促進しているという主張には強く同感です。)

newspicks.com

 

さて、結構気になるのが、現地の学生って一体どんなアプリ使ってるの?

ということ。実際Uberは車を持っている学生や、お金がない学生(どちらも大多数)にとってはあまり響いてないアプリ。(バス・電車を使って移動します)

ということで実際に僕の周りの友達、学生にスマホ画面を見せてもらいました!!

始めに、調査対象を記しておきます。

全20人のサンノゼ州立大海外学生アメリカ国内で使っているアプリ(自国でしか使っていないものは除く))とこんな感じです。

これは僕の周りの友達のスマホの中身であって、他にも色々なサービスが使われているのは先にお断りしておきます。

 

<<韓国の友達>>

f:id:yusaku-taki64:20161006012953j:plain f:id:yusaku-taki64:20161006013019j:plain   

f:id:yusaku-taki64:20161006013921p:plain  f:id:yusaku-taki64:20161006013203j:plain

韓国でのメッセージアプリは圧倒的に【カカオトーク】。ふたりとも【Uber】は入っていますね。右下の女の子の使うアプリは、【Snapchat】【カカオトーク】【spotify】【instagram】非常に日本の友達と似た使い方をしていました。

<<台湾・ベトナムの友達>>

f:id:yusaku-taki64:20161006015625j:plain f:id:yusaku-taki64:20161006015732j:plain 

f:id:yusaku-taki64:20161006020713j:plain f:id:yusaku-taki64:20161006020717j:plain

台湾の友達は、あまりアプリを使わないタイプだそう。それでも日常の連絡は【LINE】を使っており、非常に浸透していると話していました。ベトナムの二人はまんべんなく有名どころのアプリが入っています。ただ、【Snapchat】はこちらに来てから入れたそう。【Viber】というSNSアプリをチャットで使っているみたいです。また、【camera360】【FotoRus】写真の加工アプリも結構入れてますね。

 

<<中国の友達>>

f:id:yusaku-taki64:20161006020345p:plain f:id:yusaku-taki64:20161006020331p:plain f:id:yusaku-taki64:20161006020339p:plain

f:id:yusaku-taki64:20161006100440j:plain f:id:yusaku-taki64:20161006100421j:plain f:id:yusaku-taki64:20161006100530j:plain

f:id:yusaku-taki64:20161006100610j:plain f:id:yusaku-taki64:20161006100841j:plain 

さて、本命の中国ですが、【Wechat】がだいたい下のドックに固定されています。【アリペイ】はオンラインバンクのようなもので、【タオバオ】はAmazonのようなオンラインショップです。中国アプリの使い方は後ほど細かく記します。【QQ】【Weibo】もだいたい入っています。面白かったのは、中国を出たらとりあえずGoogleFacebookは入れてみるのだそう(笑)ただ、ほとんどFacebookは使っていないと皆口を揃えます。

 

<<スウェーデン・ドイツ・メキシコの女の子(左上から)>>

f:id:yusaku-taki64:20161006101619j:plain f:id:yusaku-taki64:20161006101635j:plain f:id:yusaku-taki64:20161006101744j:plainf:id:yusaku-taki64:20161006101813p:plain f:id:yusaku-taki64:20161006101841p:plain f:id:yusaku-taki64:20161006101916p:plain

【WhatsApp】がほとんど入っていますね。【spotify】【Yelp】【instagram】あたりの有名どころに加え、【VSCO】というカメラアプリも結構こっちでは人気です。(インスタ用カメラ)みんな【Safari】を下に置いているのが特徴的です。

 

<<アメリカの友達>>

f:id:yusaku-taki64:20161006102305j:plain f:id:yusaku-taki64:20161006102332j:plain f:id:yusaku-taki64:20161006102411j:plain

f:id:yusaku-taki64:20161006102502j:plain f:id:yusaku-taki64:20161006102558j:plain

上の二人は学生ですが、Uberの運転手でもあるんですね。【Uber Partner】というアプリが入っています。【Tumber】【9GAG】といったおもしろ画像シェアSNSも結構使われています。アメリカの友達は特に、テキストでの連絡は既存の【メッセージ】を頻繁に使います。さらに、テレビ電話も【FaaceTime】が一般的。この日本との違いはどこから来るのでしょうか。

 

7人以上に使われているアプリをまとめてみます。

SNS

<カメラ・写真加工>

<音楽サービス>

<一般サービス>

<金融系サービス>

  • PayPal

  • Venmo

  • アリペイ

  • (wechat)

  • 各銀行アプリ(Bank of America/Chaseなど)

 

と、間延びしてしまいましたがこんな感じ。日本では使われていなかったり、ちょっとこれ面白いなと言うものには赤字で記してあります。

 

<まとめ>

シリコンバレーにおいて大多数の学生が共通して使っているアプリ(特にSNS)は、実は日本で使われているものばかりで、実は国・地域を関係なく様々な人々に使われているのがわかります。(当たり前に聞こえるけど、結構重要なポイントと思う。)

 

また、感じたこととしては前の記事にも書きましたが(他のリソースも追加)、日本ほどモバイルに移行していないんじゃないかということAmazonAirbnb・Expedia等旅行系、ゲーム系はPCを使うという意見が非常に印象的でした。

siliconvalley-student.hatenablog.com

www.digitaltrends.com

 

金融系は学生ということであまり多くの共通アプリは出てきませんでした。しかしながら、【Venmo】の人気ぶりは本物です。【Venmo】は、peer2peerの個人間送金サービスですが、学生の使い方のメインは<割り勘>です。よく一緒にランチに行くと使っている光景を目にします。

中国の【WeChat】【アリペイ】もそれぞれP2Pのオンライン送金サービスを兼ね備えており、中国の友達曰くどちらの口座にもお金を入れておいて、その時々によって使い分けるそう。WeChat】【アリペイ】ともそれぞれ自社にめちゃくちゃでかいゲームやオンラインサイトを持っているのでそこにどんどんお金を落とせるよう仕組み化されています。この仕組みをやっている日本の企業を調べよう。。。

 

 

一方で、Snapchat・Instagramの流行りは日本以上に感じます。男女関係なく簡単なテキスト交換はsnapchat上で行うと答える友だちが多く、Instagramに関連した写真加工・写真撮影アプリの人気が目立ちました。こんな文化ですからね。笑

f:id:yusaku-taki64:20161006130031j:plain

 

以上がひとまずのまとめになります。さすがサンノゼ・カリフォルニア、いろんな国のいろんな文化をもつ学生が集っていて非常に刺激的で面白い街です。

これだけ様々な学生のスマホ事情を調査できるとは思ってもいませんでした。

今度は他大学との比較もしてみようかな〜

 

 

こちらの記事を読んでいただいて、この写真だけでなくもう少し細かいアプリ事情が知りたいという方はぜひぜひこちらのTwitterからご連絡をいただけますと幸いです。

国籍と性別だけオープンにするという約束で色々他にも感じたことや流行りそうなアプリのお話をできればと思います。

twitter.com

協力してくれたクラスのみんな、特にMicheal(コレ読めないだろうけどw)、みお、本当にありがとうございました。 

 

【イベントレポート】アメリカにおけるニュースアプリの将来 by Cheetah Global Lab @SVIEF

戸村さんにご招待いただいて、SVIEFというイベントに行ってきました。

Silicon Valley Innovation & Entrepreneurship Forum (SVIEF)となんとも仰々しい名前です。

このイベントは中国人を対象としたシリコンバレーのビジネスイベントで、沢山の起業家や投資家たちが登壇しております。

f:id:yusaku-taki64:20161003131253j:plain

 

参加者に日本人が多いイベントだとどうしても登壇者や、そのイベントでシェアされる情報に偏りが出てくるのでほとんど日本人のいないイベントということで個人的には行けて嬉しかったイベントです。

 

さて、気になったプレゼンをまとめます。

プレゼンテーマは

【 Is It Time to Copy China 】 by Cheetah Global Lab

アメリカにおけるニュースアプリケーション市場に関してのプレゼンテーションです。

f:id:yusaku-taki64:20161003131312j:plain

 

ちなみにプレゼンターであるCheetah global labさんは中国大手のCheetah Mobileという会社のシンクタンク部門のようです。

( Cheetah Mobileアプリのダウンロード件数は全世界で23億件を突破し、月間アクティブモバイルユーザーは6億 3,400万人を超えています。 )

 

さて、プレゼン内容に移ります。

最初は質問で始まります。

世界で一番成熟しているニュースアプリ市場を有しているのはどこの国か?

答えは日本でした。

f:id:yusaku-taki64:20161003135541p:plain

スマホに二ュースアプリを入れている割合>

日本…30%

中国…18%

US…14%

という調査結果だそう。日本が成熟している理由は、日本は通勤通学に時間のかかる国であり平均2-3時間かかっている。故にその時間を情報収集に当てるのでニュースアプリの需要が高いと述べています。

理由はそれだけではないと思いますが、なるほどというデータです。

 

次の質問は

世界で一番競争が激しいニュースアプリ市場を有しているのはどこか?

答えはまさかのインドでした。

f:id:yusaku-taki64:20161003133444j:plain

何をもって競争が激しいというのかが重要ですが、ここでは市場の5%以上のシェアを握っているアプリが国内にいくつあるのか?というところで見ているようです。

f:id:yusaku-taki64:20161003135600p:plain

インド・中国には国内に6つものアプリ(シェア5%以上)が存在する一方、アメリカ国内でシェア5%以上を誇るアプリはわずか2つしかないそうです。

さらに、この結果からアメリカのアプリ市場は成熟していない。攻め込む場所(empty roomという表現は面白かった)がまだまだあると続けていきます。

 

そもそも、アメリカは14%の人しかニュースアプリを入れていないのはなぜなのか?

理由は以下の三点です。

  • まだまだテレビという情報収集チャネルが強い
  • SNS(TwitterFacebook)を通してニュースを見ることを好む
  • 完全にPCからモバイルへの移行が完成していない

下の2点はあまり知らない情報だったのでタメになりました。最近Live Streamingサービスの動向(特にスポーツ)を調べており、やはりtwitterfacebookあたりがどんどんその分野に投資をしているのはこういった傾向があるからなんだなという腹落ちをした瞬間でも有りました。今後テレビを潰しうるかもしれません。

Live Streamingサービスの動向詳しい方コメント等いただけるとありがたいです。

 

次に、ニュースアプリの4つのカテゴリーを紹介します。

  1.  News aggregation apps
  2. Media subscription service apps
  3. Comprehensive news portal apps
  4. Traditional media apps

1 キュレーションアプリです。日本のNewspicksSmartnewsGunosyといった各社の情報を一つのアプリにまとめているサービスのことです。

2 google play newsstand やkindleアプリなんかがここにはいるでしょうか。

3 Yahoo News, AOL and MSNを代表とする、PCが中心の時代にニュースキュレーションサイトとしてユーザー獲得をしたサービスになります。

4 Fox NewsやNYtimesといった昔からのニュースのアプリ版です。

 

USではaggregation app、キュレーションアプリが流行っていないんですね。

1のキュレーションアプリよりも4のtraditional medea appsの方が高いユーザーロイヤリティーを持っていると述べています。

f:id:yusaku-taki64:20161003145307p:plain

4のTraditional media appsが週に平均3.34%開かれるのに対し、1のNews aggregation appsは週平均が2.23%となっています。

 

証拠として、サムスンの携帯に最初から入っているからこそユーザーを獲得できているだけで、アプリそのもののユーザー体験は高くないと問題点をあげています。

f:id:yusaku-taki64:20161003150327p:plain

(フリーダウンロード率は高くないということを表しています。)

 

以上のUSのニュースアプリ市場から、今後のトレンドは個人にパーソナライズされたニュースアプリが来るよという流れになります。(日本人としては今更感はありそう。)

 

実際に現在のUSのニュースアプリ市場の1,2,4位はパーソナライズアプリです。

f:id:yusaku-taki64:20161003151258p:plain

 

さらに、中国市場においてもパーソナライズアプリがトレンドであり、ニュースアプリ市場もどんどん拡大していると述べていました。

中国のトップ10ニュースアプリは、1,3,4位がパーソナライズアプリで、その他はポータルアプリです。興味深いのは、traditional mediaが10位に含まれていない点です。

 

 

しかしながら、USのアプリ市場を切り崩すには3つの課題があるとも述べています。

1.CoryRight

アメリカでは非常に著作権や個人情報等の権利が厳しく、各新聞社やメディアのcopyrightを持っている会社が勝ち残れる。権利を持てない会社は勝ち残れないと述べています。

2.compete SNS media 

序盤に述べたように、アメリカ人はニュースをSNSを通して読む傾向があるので、twitterfacebookに勝てるようなメディアにならなければいけない。(簡単に言ってたけど無茶苦茶ここキモかなと)

3.algorithm

どれだけ個人に最適化されたニュースを提供できるかが鍵となる。そこで使われるのがAIであり、ビッグデータを活用してdeeplearningをこなしていくことで、既存のTVなどよりも質のよい、満足する情報を提供できるようになる。

 

 

まさか、アメリカが中国を真似るの?と最初は思っていましたが、ニュースアプリの市場においてはアメリカのほうがまだ遅れているというプレゼンでした。

とはいえ中国も1,2年前にニュースアプリが出てきたばかりという話をしていて、その拡大スピードの速さには恐怖を覚えました。

偶然そのイベントでお会いしたWHILLの杉江さんも、このスピーチを聞いて改めて中国とアメリカの怖さを感じるし、いまの資本主義の仕組みで日本が勝つことが厳しくなってくるよね、、、とおっしゃられていたのが非常に印象的です。

今現在だと、やはり日本市場の中でニュースアプリがパイを取り合っている印象がありますが、おそらく来年あたりになって海外のニュースアプリが日本市場に侵食してきそうなイメージです。

ニュースアプリだけではなく、SNS(特にsnapchatやtwitterあたり)が情報収集という面で代替企業になりうるなあと(実際に10代20代前半はそうなってる)強く感じたイベントでした。

 

【なぜ日本にない!】"Amazon Rental"良すぎるぞ in US! Amazonの戦略も考えてみた!

日本の大学では後期の授業が始まったそうです。

こちらは8月の半ばから始まっており、友達の楽しそうな夏休みの断片をSnapchatとinstagramを通して見ておりました。日本のご飯は本当に美味しそうです。

 

 

さて、新学期ということで新しい授業が始まり皆さん各教科に合わせて教科書を購入します。不真面目な僕は期末試験の前日とかに今日教科書を先輩から借りたり、なければ渋々購入したりしてました。

 

 

そこで毎回思うのが、教科書・課題本高すぎる!!!!!

 

 

これは大学生の誰しもが思っていることなんじゃないでしょうか。

友達でシェアし合ったり、必死で使い終わった先輩を探したり、中には使い終わった教科書を買い占めて、来期の後輩たちに高値で売って中抜きするがめつい(賢い)先輩も居ますね。笑

 

 

こちら、アメリカはカリフォルニアのサンノゼですが、教科書事情はというと、、、、

 

異常に高い!!!!!!!

 

 

f:id:yusaku-taki64:20161001022747p:plain

f:id:yusaku-taki64:20161001022851p:plain

 

"textbook"と検索して、出て来る最初のページですがどのテキストも$100ドルを超えちゃいます。Amazon価格で。そりゃ学費も高けりゃテキスト代も高くてそこまでやることもないとアメリカの大学生は勉強しなきゃってなりますね。

 

こんなfacebookページもあります。

f:id:yusaku-taki64:20161001024306p:plain

同じ大学の生徒で運営されている、中古テキスト売買ページです。

日々いろんなテキストが売りに出されています。

 

f:id:yusaku-taki64:20161001024411p:plain

こんな感じ。欲しい人は個別メッセージを下のMassage Sellerから送ります。

 

最近はテキストだけじゃなくていろんなものが売買されているのが面白い。

f:id:yusaku-taki64:20161001024554p:plain

 

メルカリというよりは、メルカリアッテのような感じでしょうか。

(http://blog.mtrl.tokyo/12161)

結構無法地帯みたいになることもあります。(勉強を教えてくれる人挙手!的な)

 

 

ですが、そこで気になるポイントがあります。

amazonページに戻ります。

f:id:yusaku-taki64:20161001024929p:plain

 

$40 to rent 

$134 to buy 

という二つの料金表示です。詳細ページに行ってみます。

 

f:id:yusaku-taki64:20161001023806p:plain

 

日本とは異なり、3種類の購入方法があるんです。

Buy new :これは日本でも一般的、新品を買う場合です。

Buy used  :これも大体の人は知っているんじゃないでしょうか。中古品の売買です。

Rent。。。。Rent ?!?!?!?!?

 

なんだそれ!!!!!

 

そうなんです。Amazonレンタルってのがありまして、こっちでは結構一般的みたいなんですね。この入手方法。

 

もっと詳しく見ていきます。

 

f:id:yusaku-taki64:20161001025314p:plain

 

配送料Amazon studentsに加入しているので無料です。
期間1セメスター(4ヶ月くらい)です。
価格はだいたい50-75%オフくらいです。破格。
延長価格15日で$11。ここで結構取ってますね。人間の堕落性を使うビジネス。。
返却時Amazonのウェブページから返却申請をしてラベルをプリントアウトする。返却にかかる配送料も無料

 なんとすばらしいサービス。

 

もう最高!ってことでレンタルしてみました!

 

 

f:id:yusaku-taki64:20161001031958j:plain

 

 

いたって普通のテキストが3日程度で届きました。ありがとうAmazon

僕みたいな1年間だけの留学生や、専門科目を持たない1,2年生のリベラル系の授業を受けてる大学生が一番刺さる層じゃないかなと思います。

 

 

f:id:yusaku-taki64:20161001032809j:plain

 

ただ結構書き込んであるな!!!!!笑

Amazonによると、あまりにも書き込みがひどく使用できないと判断したら交換しますと書いてありますが、おそらくこれは許容範囲なのでしょう。。

 

 ということでAmazon Rentalの良さをAmazon側の立場でまとめます。(勝手に)

f:id:yusaku-taki64:20161001040608p:plain

Amazon student会員の大量獲得
②①に伴う、その他一般商品の売り上げ増加
③教育系のユーザーデータ取れまくり
④一括配送可能(寮生が多いので)によるコスト削減

こんな感じでしょうか。ユーザー数を拡大してデータ取りまくると。

 

怖いというかやばいなと思うのは、Amazon studentは会員登録の際に大学からもらうメールアドレスの登録が必須です。ユーザーの出身大学は確実に、その他個人情報も吸い取れます。 

スタンフォードの人はこんなの買ってるよとか、こういう本書けばバークレーあたりの学生の層にリーチできるよなんてことを出版社をはじめ様々な会社にやってるんでしょうね。

そのデータを使って自分たちでまたサービスを作っちゃう未来の方が正しいのかな。

 

また、日本に進出していない理由としては

①新品とレンタルの価格差がそこまで大きくない

②アメリカほど教科書・テキスト販売の市場が大きくない(特に大学・大学院)

③配送コストがかかりすぎてペイしない

④先にキンドル攻めたい

⑤テキスト購入の手段を学校側が握っちゃってる(進級と同時に学校側に自動購入される)

 

それ以外に理由あるでしょ!これでしょ!みたいなのがあれば是非コメントいただければと思います。kindle攻めたいは結構大きいのではないのかなあと推測しています。

 

 今後このサービスが日本に上陸したらどうなるのでしょうか。

現在レンタルはアメリカでもテキストのみですが、その他商品も拡大はできると思います。(対象商品の性質による)

そうなったときにはユーザー数が肝となってくるのでしょうが、日本の中古品プラットフォーマーはどうやって対策をとるのでしょうか。

 

アマゾンも実はシェアリングサービスやってたんですね。

C to B to C と言うかたちなのでウーバーなどとはちょっと違う形ですが。

 

アメリカの中古テキスト市場がどうなったのか、今後調べたいと思います。

 

https://www.amazon.com/ref=nav_logo

(US版 Amazon

 

サンフランシスコのオーガニックブームは日本に来るのか?オーガニックスーパーマケットの現状と戦略を調べてみた!

日本にいると毎年のように海外からいろんなトレンドが入ってきますね。

blue bottle coffeeやshake shackなんかはわけがわからないほど人が並んでいました。

 

f:id:yusaku-taki64:20160928154002j:plain

 

今後日本に来るんじゃないかサービス、お店もpick upしたいということで、

トレンド調査1回目は、数年前から噂されている、オーガニック食料品店のフランシスコ最新事情を数社のanual reportと決算、その他記事から調べてみました。

 

f:id:yusaku-taki64:20160928154109j:plain

 

正直言うと、オーガニックスーパー市場は競争競争競争です。。。。

 

オーガニック市場の成長性

f:id:yusaku-taki64:20160928152223p:plain

f:id:yusaku-taki64:20160928152359p:plain

 

オーガニック市場は、non-food・foodともに大きく成長しており、2016年には年間売上が$65.8billionまで増えると予想されています。(from Organic Trade Assosiation

そんな中で、各社はどういった拡大戦略を描き、実行しているのでしょうか。

 

 

 

アメリカでオーガニック商品を扱う代表的なスーパーは、以下の会社です。

Kroger                                   (2,781 stores)

Whole Foods Markets         (456 stores)

Safeway                           (over 1,300 stores)

Albertsons                        (over 2,200 stores)    

 

加えて、日本でも馴染みのある大型スーパーマーケット、

walmart              

costoco

ウォルマート・コストコも最近はオーガニックブームにのり、力を入れてきています。(各社Anual Reportより)

 

各スーパーの収益分析

・Kroger

f:id:yusaku-taki64:20160928132253j:plain 

Krogerはアメリカ最大級の食料品店であり、2781店舗を構える超大型チェーン店です。

売り上げは$109bilion (2015)・営業利益は$3.5billion (2015)でして、3年連続で増収増益を達成しています。

営業利益率も2.7%→2.8%→3.3%と年々良くなってきています。

1店舗平均の売り上げは$39millionです。

 

f:id:yusaku-taki64:20160928132722p:plain

f:id:yusaku-taki64:20160928132702p:plain

 

・Whole Foods Markets

f:id:yusaku-taki64:20160928140040j:plain

 

Wholw Foods Markets は、店舗数こそ456店舗と少ないものの、オーガニックストアの始まりとも言われており、オーガニックと行ったらwhole foods marketsというブランドが出来上がっているそうです。(数人のアメリカ人友人・先生談)

価格帯は非常に高く、一般市民というよりは健康を気にする富裕層が愛するお店となっています。annual reportにもある通り、高いGDPの州や都市を中心に店舗を拡大しており、カルフォルニアマサチューセッツ・ニューヨークなどに多く存在しています。

 

f:id:yusaku-taki64:20160928161708p:plain

 

f:id:yusaku-taki64:20160928133448p:plain

 

f:id:yusaku-taki64:20160928133540p:plain

 

好調なKrogerに対して、オーガニックブームのさきがけWhole Foods Markets は、売り上げは増収しているものの、2015年度は強烈な減益となっています。

売り上げは$15billion (2015年度)、営業利益は0.86bilionとなっています。

 

この営業利益の落ち込みは、販売費が例年よりも0.6ポイント程高くなっており、資産の減損と従業員解雇時の退職金支払いが主な原因と記してあります。

しかしながら営業利益率は6.8%→6.6%→5.6%と、年々減少していながらも高い利益率を誇っています。

1店舗平均の売り上げは$33.7milionです。

f:id:yusaku-taki64:20160928162958p:plain

 

SafewayとAlbertsons

f:id:yusaku-taki64:20160928140100j:plain

この2社は、当時業界2位であったsafewayが5位のAlbertsonsに買収される形で、統合しています。この2社は非上場でファイナンス情報が公にされていません。しかしながら計2,200店舗を国内に有し、その他グループ会社も10社ほどあることから、オーガニック食品を含む全ての食料品店として拡大を続けています。

 

 

 

各社の売上拡大戦略

それでは各社の売上拡大戦略をreportと最近の記事からまとめます。

 

Kroger

f:id:yusaku-taki64:20160928154348p:plain

プライベートブランド商品を1/4以上提供し、価格を抑える。
②クラブカードを作り、殆どの商品のディスカウントを可能にする。
③モバイルアプリを使い、商品の広告やディスカウントを徹底する。
④オーガニック商品を低価格で提供し、他のスーパーと差別化を図る。
⑤従業員に他店よりも多額の給与を払い、サービスを向上させる。

 

増収増益を続けるKrogerは他の会社と比べ、沢山の有益な情報がレポートされています。

特に強みとしているのは、プライベートブランドの提供とloyal programと呼ばれるクラブカードやアプリを使った、顧客との関係構築力です。

高級路線を走るwhole foods marketとは価格でも差別化を行っています。

 

Whole foods Market

f:id:yusaku-taki64:20160928154426j:plain

①徹底したオーガニック商品提供を徹底する。
②ハイクオリティーを徹底し、強気の価格で商品を提供する。
③新店舗出店数を増やす。
④"365Everyday Value"という小型プライベートストアを急速に拡大展開する。

 

whole foods marketはオーガニックスーパーの第一人者として、他店とは高価格でありながらも、その安全なブランドを武器に拡大をする予定です。

更にセカンドブランドの拡大を急ピッチで進め、1200店以上の拡大を目論んでいます。セカンドブランドは安く・沢山の人に商品を届けるためとされています。

 

Walmart

f:id:yusaku-taki64:20160928160214p:plain

 

ウォルマートもオーガニックブームに乗り遅れないように、2014年にWild Oatsを買収し低価格オーガニック市場を切り開こうとしました。

しかしながら、その挑戦はなかなかうまくいかず今年の4月末にWild Oatsのブランドを廃止しました。今後ウォルマートはオーガニック商品の提供・拡大を模索しながらも・オンラインでの販売に注力すると述べてられています。

 

 

 

食料品店の近年の戦略まとめ

最後に食料品店を運営する各社の近年における戦略をまとめます。

 

プライベートブランドを多数提供することで、価格を抑え他店との差別化を図る。
②食品購入のチャネルが増えたため(amazonなどのe-commerce)、大手の買収案件が活発化している。
③店舗の小型化が進んでいる。4000種類もの商品を並べても、お客が買いに求めてきているのはたったの30品だ。というように、小型化をすすめてコストを抑え、お客の商品の選別を簡単にする。
④loyal programを強める。系列店のみ使用可のディスカウントカード・アプリ・メールなどを使い、過去の購入履歴から最新商品のリコメンドをしたりディスカウントを強化している。

 

 以上のような調査結果となりました。

オーガニックブームがどうなるかよりも、結局は顧客とのロイヤリティーを高めるサービスだったり、会社を今度は調査してみたくなるという結果でした。

オーガニックの市場は拡大しており、各社とも買収・セカンドブランド構築などを進めているので日本へのオーガニックスーパー到来は近いかもしれません。

 

個人的には店舗の小型化が非常に興味深かったところです。

アメリカではコンビニエンスストアがないので買い物はそこそこ大きいスーパーへ行くしかないというのが現状ですが、もしかしたら今後コンビニくらいの大きさのプライベートブランド店舗拡大が流行ってくるのかもしれないなと思った調査でした。

 

それにしてもなかなか時間がかかってしまいますがどんどん書いていこうと思います。

 

 

 

【続き】世界トップ企業の営業利益率をまとめて、比較してみた。

初めてのブログでしたが色々フィードバックを頂き、ありがたい限りです。

引き続き続けていこうと思います。

 

前回に引き続き、時価総額トップ10企業の営業利益率をグラフ化し、比較してみます。

更に、トップ10企業はAppleをはじめIT企業が多く入っていることがわかります。

IT会社といってもしっかりとした定義がないので、

www.crn.com

こちら「CRN.com」というwebsiteの「The 25 Biggest IT Companies On The 2016 Fortune 500」という記事から企業を取り上げ、次回IT企業全体で比較してみます。

 

まずは、営業利益率とは

会社の売上高に対する営業利益の割合のこと。営業利益は会社の本業における利益を表すので、営業利益率は本業における収益性を判断する指標となります。

人件費等も含め、100円で仕入れたコカ・コーラを150円で売った時、営業利益額は50円となります。なので、営業利益率は 50円(営業利益)÷150円(売り上げ)の 33%となります。(すごい大雑把な例ですが)

 

この営業利益率は、会社のカテゴリーによって大きく異なります。日本では26年度の自動車小売業が2.3%・食品製造業が2.5%・ビデオ制作業が6.8%・インターネットサービス業が21.9%となっています。(経済産業省 企業活動基本調査速報より

ものを売るのに、沢山の人や機械等設備が必要になるとその分利益率は悪くなちゃいますね。産業別利益率の表は読んでるだけで面白かった。。

 

前回のトップ10企業の営業利益率

f:id:yusaku-taki64:20160926082753p:plain

売り上げ額の中の、営業利益が占める割合を示したグラフがこちらです。これは前回の記事(世界トップ企業の売上・営業利益額をまとめ比較してみた!(Apple vs 電通)! - インベスターSV)の二つのグラフをくっつけただけです。

 

この情報だけじゃ、業種も違えば商品の単価も違うので考察は難しいですね。ということがわかります笑  今後は業種に分けて今後リサーチをしていきます。

 

 

それでは営業利益率だけを取り出してグラフ化してみます。

 

f:id:yusaku-taki64:20160926083228p:plain

IT企業は他の産業と比べ、設備投資にお金がかからないので高い割合を出す傾向があります。AppleMicrosoftFacebookTencentは非常に利益率が高いです。

 

Facebookの利益率減少の理由をfinance imformationとAnual Reportから考察します。(英語の勉強になりまくりますね。)

f:id:yusaku-taki64:20160926092827p:plain

2014年・2015年共にTotal Revenue(売り上げ) に対するCost of Revenue(売り上げ費用)17%16%とそこまで変わりません。

そこでResearch Development(研究開発費)とSelling General and Administrative(販売費・管理費)のTotal Revenueに占める割合を計算してみると、、

2014年がそれぞれ21%を占めていたのに対し、2015年はResearch Developmentが26%を占めていましたSelling General and Administrativeは22%。

AnualReportは、特にOculasとwhatupの開発研究をしてるよと書いてあります。

Our new products and changes to existing products could fail to attract or retain users or generate revenue and profits

 

We make product and investment decisions that may not prioritize short-term financial results.

ここあたりの章に具体的にoculas・whatupについて言及してます。

 

IT企業に負けじとJohnson&Johnsonの営業利益率が高いのが気になります。業種はHealth Care・Health Diagnosticsです。

予想は薬系の会社を子会社でだいぶ持っているとかかな?そもそも戦っている市場はどこなんだろう。。?名前は有名でしたが実際どんな会社かしらないという無知具合。。勉強します。

 

Amazonの営業利益率の低さは有名ですが、前年比で見ると飛躍的過ぎる成長を遂げています。解説は様々な記事を読めば理解できます。

アマゾン、強さの秘密は「本業の低収益率」?新規事業構築の定石、自社の強みを外部販売 | ビジネスジャーナル

AmazonのEC事業とクラウド事業の利益率いえますか?|決算が読めるようになるノート|note(いつも柴田さんのnoteで勉強させてもらっています。)

Here's Why Amazon's Profitability Is So Low (Part 1 of 2)

2015年、Amazonの最新の決算状況まとめ | ECstarter

 

テンセントのゲーム事業とwechatのSNS事業、AppleiPhone端末とitunes・AppleStore事業、身近なところで行くとUZABASEさんのnewspicksとspeedaみたいに二つ以上マネタイズできる(できそうな)事業があると経営も変わってきて、いいんだなあと個人的には思いました。(そうなるように経営しているといったほうがいいのでしょうか。)

 

今回は前回の続きで、時価総額トップ10企業の営業利益率を取り上げました。意義としては、トップ企業の利益率はだいたいこれくらいという軸を持てたことじゃないかなと思っています。

 

営業利益率は単年で見るのではなく、同業種の企業と、営業利益率の成長率を比較することに意味があると思っているので、次回は海外IT企業17社の営業利益率と、2014〜2015年の成長率について調べてみようと思います。

Amazon半端なさそう。深掘りもしようと思います。

 

 

またどしどしコメント、ダメ出しお待ちしております!

 

世界トップ企業の売上・営業利益額をまとめ比較してみた!(Apple vs 電通)!

世界の時価総額ランキングから上位top10の会社を羅列して、

各企業の売上高・営業利益をグラフ化し・比較してみようと思います。

ついでに、日本企業を数社入れて規模感をわかりやすくしてみました。

(今回は就活生に大人気・電通さんとサイバーエージェントさんを取り上げさせていただきます。)

 

一応各ワードに説明を入れてかんたんな定義付けをしておきます。

時価総額とは

株式時価総額とは、ある上場企業の株価に発行済株式数を掛けたものであり、企業価値を評価する際の指標である。 時価総額が大きいということは、業績だけではなく将来の成長に対する期待も大きいことを意味する。

 

それでは時価総額ランキング

f:id:yusaku-taki64:20160925111819p:plain

2016年9月12日現在の時価総額ランキング(https://finance.yahoo.com/

 

上記の数字はUSドルで表示されており、下4桁は省略してあります。よって、見方はAppleだと$564billion (約56兆円)、Amazonだと$363billion (約36兆円)となります

まあすごい。

ちなみに日本企業でトップはトヨタ自動車」の$177billion(約17兆円)、就活で圧倒的人気を誇る「電通」は&15.7billion(約1.5兆円)です。

日本トップのトヨタですらAppleの約1/3ということがわかります。電通は約3/100です。

 

 

つづきまして各企業の売上高をグラフ化してみます。(Alphabetは諸事情で除きます。)

 

売上高とは

当該企業の本業によって得た収益のことである。例えば、本業の商品サービスによる収益のこと。

大雑把ですが基本的に、ものを売ったときの売上総額と捉えていいのではと思います。

 

各企業の売上比較 (緑が2014年度・赤が2015年度)

 

f:id:yusaku-taki64:20160925114920p:plain

今回は業績の延びではなく、単に「額」に着目したいと思います。

こちらも見方は、Appleだと2014年度は$182billion (約18兆円)を売り上げていると見ることができます。各会社、業種がそれぞれ違うので売上額に差が生じます。

 

Facebookの売り上げ額はそこまで大きくないんだなあと言うのが驚きでした。

また、売り上げ額で目を引くExxon Mobilは、アメリカの石油を中心としたエネルギー会社ですが、すごい額の金額を動かしていることもわかります。

あとで触れますが、テンセントFacebookMicrosoftも抜いているんですね。本当に恐るべしです。

 

ちなみに電通サイバーエージェントさんを入れてみましたがその規模の違いにびっくりします。外から日本を見てみると、意外な事実を知ってしまうことがよくある留学生活なうです。

 

続きまして営業利益額の比較を行います。

営業利益とは 

売上高からコスト(人件費や材料費、広告宣伝費など)を差し引いたもの。本業で稼いだ利益を表す。売上高が良くても、経費がかさむと営業利益は少なくなる。

売り上げからコストを引いた儲け分のことを指します。目的にもよりますが、僕はこの金額や利益率を一番見るようにしています。

 

営業利益比較

f:id:yusaku-taki64:20160925121317p:plain

 

 Appleの営業利益額が2015年度は$71billion (約7兆円)、Bekshire Hathawayには笑ってしまいましたが2015年度で$36billion (約3.6兆円)。電通さんは2015年度で1.3billion (約1300億円)です。

 

2015年度の業績ですので少し現在の巷の情報との誤差があるとは思いますが、Amazonの営業利益額はやはり他と比べるとだいぶ少ないことがわかります。(YoYの成長率は半端ないですが)

 

また、IT系の会社はどこも増益しています。Berkshire Hathawayの投資先はIT系・finance系が多いため、投資先の成長に伴い増益を達成したのでしょうか。

f:id:yusaku-taki64:20160925122859p:plain

 

 

そして、テンセントの営業利益額の大きさにもびっくりしました。あまり日本では馴染みのない名前でしたが(中国人ユーザー向けサービスだから)、さすがは中国マーケットのデカさです。Microsoftの営業利益額をガッツリ超えています。

テンセントとは中国1のゲーム会社・IT会社で任天堂のようにゲームを提供しながら、LINEやFacebookに近いサービス(wechat)を手がける企業です。

ですがこちらに留学しているとこの数字には本当に納得します。

全ての中国人がwechatをひたすら使い、snapchatを知らない!笑、facebookアカウントを持たない。のが普通です。恐るべし中国政策。

 

日本を代表する人気会社、電通サイバーエージェントと比べるのは少し違ったかなとも思いましたが、規模感の違いを把握するにはもってこいでした。

同期が就活ですので、色々企業研究する際に面白い比較材料にもなるんじゃないかと思います。

 

 

次回の記事では営業利益率等の割合に関してpostしてみようと思います。

 

 

初めてのブログですが、自分の頭の中もきれいに整理されますしとてもいいなあと思います。アウトプットするいい機会として、できるだけ定期的に書いていこうと思います。

 

何か間違いやアドバイス等あれば是非教えていただけると幸いです!