【海外のアプリ事情】シリコンバレーにいる海外学生のスマホ画面を覗いてみた!
シリコンバレー
町にはGoogleの自動運転車が走っており、至るところでスタートアップが新サービスをリリースし、そこに住む住民はAmazon echoのAlexaを使いこなして最先端な生活を送っているーーー(<インターネットの次に来るもの>に出てきそうなフレーズ笑)
シリコンバレーってそんなことを思わせるくらい町としてのブランディングできちゃってますね。確かに公道で自動運転車も見ましたし、当たり前のようにみんなUberを使っています。
一方でスマホ電波がつながりにくかったり、スーパーが近くになかったり、物価・家賃が異常に高かったりと日本にない不便さもめちゃくちゃあります。(その不便さが、イノベーションを促進しているという主張には強く同感です。)
さて、結構気になるのが、現地の学生って一体どんなアプリ使ってるの?
ということ。実際Uberは車を持っている学生や、お金がない学生(どちらも大多数)にとってはあまり響いてないアプリ。(バス・電車を使って移動します)
ということで実際に僕の周りの友達、学生にスマホ画面を見せてもらいました!!
始めに、調査対象を記しておきます。
(全20人のサンノゼ州立大海外学生・アメリカ国内で使っているアプリ(自国でしか使っていないものは除く))とこんな感じです。
※これは僕の周りの友達のスマホの中身であって、他にも色々なサービスが使われているのは先にお断りしておきます。
<<韓国の友達>>
韓国でのメッセージアプリは圧倒的に【カカオトーク】。ふたりとも【Uber】は入っていますね。右下の女の子の使うアプリは、【Snapchat】【カカオトーク】【spotify】【instagram】非常に日本の友達と似た使い方をしていました。
<<台湾・ベトナムの友達>>
台湾の友達は、あまりアプリを使わないタイプだそう。それでも日常の連絡は【LINE】を使っており、非常に浸透していると話していました。ベトナムの二人はまんべんなく有名どころのアプリが入っています。ただ、【Snapchat】はこちらに来てから入れたそう。【Viber】というSNSアプリをチャットで使っているみたいです。また、【camera360】【FotoRus】写真の加工アプリも結構入れてますね。
<<中国の友達>>
さて、本命の中国ですが、【Wechat】がだいたい下のドックに固定されています。【アリペイ】はオンラインバンクのようなもので、【タオバオ】はAmazonのようなオンラインショップです。中国アプリの使い方は後ほど細かく記します。【QQ】【Weibo】もだいたい入っています。面白かったのは、中国を出たらとりあえずGoogleとFacebookは入れてみるのだそう(笑)ただ、ほとんどFacebookは使っていないと皆口を揃えます。
<<スウェーデン・ドイツ・メキシコの女の子(左上から)>>
【WhatsApp】がほとんど入っていますね。【spotify】【Yelp】【instagram】あたりの有名どころに加え、【VSCO】というカメラアプリも結構こっちでは人気です。(インスタ用カメラ)みんな【Safari】を下に置いているのが特徴的です。
<<アメリカの友達>>
上の二人は学生ですが、Uberの運転手でもあるんですね。【Uber Partner】というアプリが入っています。【Tumber】【9GAG】といったおもしろ画像シェアSNSも結構使われています。アメリカの友達は特に、テキストでの連絡は既存の【メッセージ】を頻繁に使います。さらに、テレビ電話も【FaaceTime】が一般的。この日本との違いはどこから来るのでしょうか。
7人以上に使われているアプリをまとめてみます。
<SNS>
<カメラ・写真加工>
- Camera360
- Hyperlapse
- Boomerang
- VSCO
<音楽サービス>
<一般サービス>
- Uber
- Lyft
- Shazam
- Yelp
- Youtube
- Google map
- Kindle
- Netflix
- Dropbox
- PokemonGo
- Tinder
- タオバオ
- Amazon
- Eventbrite
<金融系サービス>
-
Venmo
-
アリペイ
-
(wechat)
-
各銀行アプリ(Bank of America/Chaseなど)
と、間延びしてしまいましたがこんな感じ。日本では使われていなかったり、ちょっとこれ面白いなと言うものには赤字で記してあります。
<まとめ>
シリコンバレーにおいて大多数の学生が共通して使っているアプリ(特にSNS)は、実は日本で使われているものばかりで、実は国・地域を関係なく様々な人々に使われているのがわかります。(当たり前に聞こえるけど、結構重要なポイントと思う。)
また、感じたこととしては前の記事にも書きましたが(他のリソースも追加)、日本ほどモバイルに移行していないんじゃないかということ。AmazonやAirbnb・Expedia等旅行系、ゲーム系はPCを使うという意見が非常に印象的でした。
siliconvalley-student.hatenablog.com
金融系は学生ということであまり多くの共通アプリは出てきませんでした。しかしながら、【Venmo】の人気ぶりは本物です。【Venmo】は、peer2peerの個人間送金サービスですが、学生の使い方のメインは<割り勘>です。よく一緒にランチに行くと使っている光景を目にします。
中国の【WeChat】【アリペイ】もそれぞれP2Pのオンライン送金サービスを兼ね備えており、中国の友達曰くどちらの口座にもお金を入れておいて、その時々によって使い分けるそう。【WeChat】【アリペイ】ともそれぞれ自社にめちゃくちゃでかいゲームやオンラインサイトを持っているのでそこにどんどんお金を落とせるよう仕組み化されています。この仕組みをやっている日本の企業を調べよう。。。
一方で、Snapchat・Instagramの流行りは日本以上に感じます。男女関係なく簡単なテキスト交換はsnapchat上で行うと答える友だちが多く、Instagramに関連した写真加工・写真撮影アプリの人気が目立ちました。こんな文化ですからね。笑
以上がひとまずのまとめになります。さすがサンノゼ・カリフォルニア、いろんな国のいろんな文化をもつ学生が集っていて非常に刺激的で面白い街です。
これだけ様々な学生のスマホ事情を調査できるとは思ってもいませんでした。
今度は他大学との比較もしてみようかな〜
こちらの記事を読んでいただいて、この写真だけでなくもう少し細かいアプリ事情が知りたいという方はぜひぜひこちらのTwitterからご連絡をいただけますと幸いです。
国籍と性別だけオープンにするという約束で色々他にも感じたことや流行りそうなアプリのお話をできればと思います。
協力してくれたクラスのみんな、特にMicheal(コレ読めないだろうけどw)、みお、本当にありがとうございました。