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シリコンバレー留学中にアメリカ株投資をしながら調べたことをアウトプットするブログです。

【Iotスタートアップに迫る(1)】"Density" 月額45ドルのエントランスIotデバイス

先週末、Samsungのアクセレーター施設で行われた新サービスローンチパーティーに運良く招待して頂き、面白いサービスを拝見しました。ななえさんありがとうございました!

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そのサービス名はDor

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お店のエントランスに設置し、センサーが自動的にお客さんを感知して、来客数をカウントしてくれます。そのデータがスマホやPC上でいつでも確認・管理でき、天気やイベントなどの外部環境情報も提供することで、お店の経営戦略を立てる上での有効なデータを収集できるのです。

 

こういうの人間がやるべきじゃないですもんね。

 

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嬉しいことに、CEOのMichaelがインタビューを快諾してくれたので近日念願の【シリコンバレー起業家インタビュー】記事を書かせていただきます。

 

Dor】に興味をもって色々調べているうちに、結構強めの競合サービスが気になってしまいまして、

まずはその競合【Density】をまとめて記事にした後、【Dor】についてもサービス内容をまとめ、次に【Dor】のCEOインタビュー記事を書かせてもらうということにします。

 

Densityとは

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【会社名・所在地・創立年】

   Density

(SanFrancisco)founded in 2014

 

【資金調達】

2014/10… $200k/シード

2016/07… $4milion/シリーズA   (by crunchbase

 

【サービス内容】

めちゃくちゃ簡単に言うとAPIを公開している自動客数カウンターです。

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上の写真の用に、お店の入り口にセンサーを設置します。

このハードウェアには2つのセンサーが備わっており、お客さんの入場・退場をセンサーが感知してカウントします。

このセンサーは、入場・退場をそれぞれ感知できるようになっています

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そして収集したデータはオンライン上・アプリ上で確認する事ができます。

 

【使用用途・使用場面】

<for Managers>

  • レストランを始めとした店舗の客数をカウントし、経営に必要なデータ収集
  • Eメールで自動的に収集されたデータのレポートを配信
  • 自社サイト・アプリにDensityのAPIを使って各店舗の混雑状況を表示

 

<for parsonal users>

  • 社内の会議室の空き情報などをリアルタイムで確認できるようにする
  • テーマパークやデパートのトイレの個室に設置し、混雑状況をトイレにいなくても確認できる

API使用サービス例>

workfrom (フリーランス中心の登録者にwi-fiの使えるカフェやコワーキングスペースを教えるサービスを展開) 

Requested(yelpや食べログのように、サイト内でレストランやカフェを検索できるサービス) 

(http://www.iotjournal.com/articles/view?13354/)

 

【価格】

価格は以下の2種類です。

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プラン1…月額$45 (1年単位での購入プラン)

プラン2…月額$95 (1ヶ月単位での購入プラン)

ハードウェア(センサー)自体は無料で配布しているのもポイントかなと思います。

 

 Destinyは上記のようなサービスです。

このようなデバイスはどのデータを取るのかが非常に重要になってくるんじゃないかと思っていますが、現段階で取れているデータは

人の出入り情報のみなんですね。(HPとその他記事を読む限り)

 

当日の売上金額や購入人数のデータ(レジで取れる)と組み合わせてコンバージョン率を出したりするのが使用用途でしょうか。(ネットマーケティングと同じようにデータが取れるようになっています。)

 

価格も年契約ではありますが$45はリーズナブルな価格ではないでしょうか。

どれくらいのオーナーが使いこなせるのか、結構気になるところです。(実際に飲食店を経営しているオーナーへのインタービューも予定しています。)

 

www.youtube.com

 最後にサービスの説明動画です。動画やHPにもある通り、レストランやカフェのオーナーだけでなく、空港や病院といった大きい施設への導入がコンセプトの中にあるのも一つの特徴かと思います。

 

 

次の記事では【Dor】のサービス内容をまとめたいと思います。

 <参考記事>

Density | A People Counter & API

Density Brings Traffic Counting to New Venues - IOT Journal

Requested - A better restaurant experience - Dine and dash in style.

New IoT Density Sensor Opens Up More Possibilities For Real-Time Messaging | Sixteen:Nine

Counting people is harder than you think. Density solves the problem.